最近やせてきた親が心配…高齢者の「フレイル・低栄養」を防ぐ食事と運動

「親が前より小さく、やせてきた気がする」「食が細くなった」——それはフレイルのサインかもしれません。フレイルは健康と要介護の中間の状態で、適切に対応すれば健康な状態に戻せる可能性があります。この記事では、フレイル・低栄養を防ぐ方法を紹介します。
フレイルとは?
フレイルは、加齢で心身の活力(筋力・気力など)が低下し、健康な状態と要介護状態の中間にある状態を指します。放っておくと要介護につながりやすい一方、早く気づいて対策すれば回復も期待できる「引き返せる段階」です。
こんなサインに注意
- 体重が減ってきた(半年で2〜3kg以上など)
- 疲れやすい、何をするのも億劫
- 歩くのが遅くなった、握力が弱くなった
- 外出や人と会う機会が減った
- 食欲が落ち、食事量が減った
低栄養を防ぐ食事のコツ
高齢者は「粗食が健康」と思われがちですが、実はたんぱく質やエネルギーの不足(低栄養)が、フレイルの大きな原因です。
- たんぱく質をしっかり:肉・魚・卵・大豆・乳製品を毎食に。
- 3食欠かさず、少量でも品数を:いろいろな食材でバランスよく。
- 食べやすい工夫:噛む・飲み込む力が落ちたら、やわらかく調理する。
食欲が落ちているときの具体的な工夫は、高齢者の食欲不振の工夫も参考になります。
体を動かす習慣
食べるだけでなく、体を動かして筋肉を保つことも大切です。散歩、椅子からの立ち座り、かかとの上げ下げなど、無理のない運動を毎日少しずつ。「食べて動く」の良いサイクルが、フレイル予防の基本です。
「社会とのつながり」も予防になる
意外に大切なのが、人と会う・出かける・役割を持つこと。閉じこもりは、食欲や意欲の低下、フレイルの進行につながります。趣味の集まり、地域の活動、デイサービスなどで人と関わる機会を持つことが、心身の元気を保ちます。
気になったら専門家へ
急に体重が減る、食べられない状態が続く場合は、病気が隠れていることもあります。かかりつけ医や、地域包括支援センター、管理栄養士などに早めに相談しましょう。
まとめ
フレイル・低栄養予防は「たんぱく質をしっかり食べる・体を動かす・人とつながる」の3つが柱。早く気づいて対策すれば、元気を取り戻せる段階です。親の小さな変化に目を向け、食事と運動、つながりを大切にしていきましょう。
※本記事は一般的な情報であり、診断・治療を目的としたものではありません。体重減少や食欲不振が続く場合は医師にご相談ください。