参拝の際に気をつける3つのポイントと正しい参拝作法
年末年始ですね!みなさんは初詣とかどこへ行ってどんな風にお参りしているでしょうか?叶えたい願いはなんですか?神話などを聞いたことがあれば想像がつくと思いますが、神様だって怒るし、出来ないことはあるし、人間みたいなんです。きちんと礼儀をつくさないと機嫌を損ねてしまうかも?!正しい作法を知りましょう。
参拝の際に気をつける3つのポイント
- お寺なのか神社なのか
- 何の神様なのか
- 感謝をすること
1つめ、「お寺なのか神社なのか」詳しく知ってる人どのくらいいるでしょうね〜?
お寺と神社の見た目の違いとして「お墓や仏像のある所がお寺で、鳥居のあるのが神社」という考え方が浸透しています。
もう少し難しくお寺と神社の区別方法を説明しますと「仏尊像を安置し、仏教の教えを説く僧侶の住むところがお寺で、神道の教えの元、日本の神様の御魂を祀り、祭祀を行うところが神社」といえます。
(伏見稲荷大社とか一回行ってみたーい)
そして、お寺はご先祖様などを拝み過去についての反省をするところ、神社は神様に日頃の感謝を伝え未来への願い事をするところ、なんですよ?
だから、くれぐれもお寺に願い事なんてしに行かないでくださいね?笑
座禅を組んで瞑想したり、写経をしたり、“悟る”機会を与えてくれるのがお寺なんですね。
ちなみに、大社や神宮は規模が大きく格式が高い神社の呼び名です。
2つめ、「何の神様なのか」って気にしてますか?
神社の起源は日本で日本だけの宗教なのですが(知らなかった・・・)、神道のベースには『やおよろずの神様がいる』という考えがあります。
学業、恋愛、海、山、太陽の神・・・神様には皆それぞれの個性や能力があり、その力を活かして互いに役目を果たしています。本当に人間みたいですよね!スケールが大きいだけで(笑)
だから、山の神様に恋愛成就をお願いしても、おそらく叶えてもらうのは難しいでしょう。。。
最近は結構ピンポイントな神様(笑?!)もいるので、ピンポイントなお願いがある人は調べてみて、土地神様にご挨拶したあとに行ってみるのもいいですね!
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3つめ、「感謝をすること」。これ、意外としてない人多いんじゃないでしょうか?
神様には、ただお願い事をするのではなく、まず、感謝を伝えます。「日頃ありがとうございます」なり「ここまで無事に来れましたありがとうございます」なり、盛大に感謝の意を述べてから「それで実はぁ・・・」とお願い事をするのです。
めっちゃ不平等なギブ&テイクですよね(笑)だって「ありがとうありがとう頼りにしてますよ〜(>人<)」って持ち上げるだけで願いを叶えてくれるんですから!なんだか神様が可愛く思えてきます(笑)
それに、その不平等ですら“ただ願いを叶えてくれる”っていう怪しい話よりよっぽど信憑性増しますよね。あれ?『タダより怖いものはない』って考えスレ過ぎですかね?笑
まぁとにかく、身近にファンタジーを感じるのも悪くないかな〜と思う今日この頃です。笑
もし少し興味あるな〜って思ったら『神様の御用人』という小説を読んでみてください。神社仏閣好きの作者の方が、とっても人間らしい神様たちを描いていて思わず抹茶パフェをあげたくなります(←読めばわかる笑)!
お参りの作法
さて、ポイントがわかったらいざ参拝へ!ですね。
参拝方法は・・・
- 鳥居をくぐる前に衣服を整え、軽く会釈をしてから参道に入ります。鳥居の向こう側は神域。参拝はすでにここから始まっています。
- 参道では左側をゆっくりと歩きます。中央は神様が通るところ正中(せいちゅう)。右側は上位とされています。
- 手水舎(ちょうずや)で手水をとり、心身を清めてからご神前に進みます。(手水舎の作法はのちほど!)
- 軽く会釈をしてから鈴を鳴らして邪気を払い、賽銭箱に賽銭を入れて『二拝二拍手一拝』の作法で拝礼します。
『二拝二拍手一拝』(「拝」とは、約90度の深いお辞儀をすること)
【二拝】
2回深いお辞儀をして神様に敬意を表します。
【二拍手】
胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして2回柏手(かしわで)を打ちます。その後、指先をきちんと合わせて祈りを込めてから手を下ろします。
掌をずらすのは、神と人とがまだ一体になっていないということ。二度手を打つことで神を招き、その後掌を合わせることで神人が一体となり、祈願を込めて神の力を体得するからだそうです。
【一拝】
最後に一拝をすることで神を送り返します。 - 軽く会釈をして退きます。
神の力体得しちゃうんですね!知らなかった!!
「力貸してあげるから自分で頑張れよ」って感じなんですね。意外と好きだなその考え。
手水舎の作法は・・・
手水舎は「ちょうずしゃ」「てみずや」「てみずしゃ」という読み方もあり、水盤舎(すいばんしゃ)、御水屋(おみずや)とも呼ばれています。
- 軽く一礼してから、右手で柄杓(ひしゃく)を持って水を器いっぱいに汲みます。(この一杯ですべてを清めるため)
- まずは左手を清めます。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を。
- 再び柄杓を右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぎます。
※柄杓に直接口をつけてはいけません! - 口をつけたので、もう一度左手を清めます。
- 最後に、両手で柄杓を立てて持っていた部分を清めてから元に戻します。
これで完璧!きちんとできると見た目にも綺麗で、自分でも清々しい気持ちで参拝できますよね(o^^o)
ちなみに、出雲大社は『二礼四拍手一礼』で、5月14日の例祭(勅祭)の時にはなんと『二礼八拍手一礼』!!
伊勢神宮の正宮(しょうぐう)では、「個人的なお願い事をしてはいけない」など特殊なところもあります。
「ここへ行こう!」というところがあったら、特別な作法がないか調べてみてください。
まとめ
『やおよろずの神様』って考えいいですよね。だから、他宗教の神様だって「神様の一人だな〜」ってすぐ受け入れられるんでしょうし。いろんな神様がいる、いろんな人がいる、みんな違ってみんないい!ってことですね笑
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2017年12月30日 10:00 AM カテゴリー: 生活